教育・イベント

令和5年度 公開森林実習

2024年04月08日

今年度の公開森林実習は6名の学生さんが集まりました。2日目が雨で一部予定が変更になったほかは,例年通りの盛りだくさんの内容をこなすことができました。林分密度試験林はいわゆるミステリーサークルです。教科書的には密度依存なのは直径で樹高は地位依存と習い(教え)ますが,この試験地は高密度で低樹高です。業界的にはこれこそミステリーです。今回は高性能林業機械(ハーベスタ)の体験はできなかったのですが,こちらは令和6年度は別の実習として,乗るだけではなくデータ採りも合わせた内容で(DX / IoT)実施の予定です。

以下,感想文です。固有名詞を除いたほかは原文ママです。

北海道の森林を見てきた自分にとって,照葉樹林はとても新鮮で,樹種の多様性や常緑の植物など,驚きと発見の連続でした。飫肥林業も非常に興味深く,低密度の植栽や品種の多さなど,この土地の歴史や土地条件を反映しており,北海道の林業との違いを知ることができました。実習中では宮崎の郷土料理もたくさん食べる機会があり,宮崎への理解を深めることができました。先生の粋な計らいのおかげです。本当にありがとうございました。

したいことを言うと融通が利いてある程度体験できるようにスケジュールを組んでくださり,非常に満足度の高い実習でした。夕食では地域の食べ物や料理を楽しむことができました。少人数だったので実習中に先生に気軽に質問できるところも良かったです。

照葉樹について知識があまりなかったのですが,宮崎の林業,町づくり,歴史,照葉樹林,亜熱帯雨林,様々なことを知ることができました。日本の各地域で森林や動植物について興味関心をもつ仲間と集えたことで,沢山の刺激をうけ,まさに充実した4日間をすごすことができました。先生を始め,田野フィールド,宮崎大学の職員の方々,地域の方々,準備から実習当日,今日までありがとうございました。

私は宮崎出身ですが,県外の大学で森林について学んでいます。森林について学ぶうちに,地元の森や林業について興味が湧いてきたので今回の実習に参加しました。大学のある北海道と宮崎の植生は全く異なり,違いを見つけて新鮮な気持ちで森に入れました。念願だったチェーンソーを用いた伐倒体験もできて,座学だけでは感じられない現場の危険さ,楽しさを体感できたことも良い経験になりました。

終始アットホームな雰囲気で受講ができました。こちらの希望を考慮してもらえたほか,施設が新しくて,きれいだったことはとても嬉しかったです。また中部日本以北では見られない植生を見れたことや,チェーンソーで間伐ができたことなど,森林系の学科コースに所属していても経験できない体験ができたので,森林への理解を深める上でとても有意義な時間となりました。3月初旬に暖かい気候のもとで実習ができるのは,寒い地方の学生からするととても魅力的だと思いました。

演習林内の散策やエコパークの観察,間伐体験などを行い,通常の大学の講義ではできない体験ができてとても楽しい実習でした。私は農学部ではなく森林に関する知識が無い状態で実習に参加しましたが,様々な照葉樹,杉に関する話がわかりやすくされ,新たな知見を得られました。間伐体験ではチェーンソーを扱いましたが,今後の人生でチェーンソーを扱う機会はおそらくなく私にとって貴重な経験であり,とても印象に残っています。人によって学びたいことは微妙に異なりますが,ほとんどの要望を聞いてくださり,また参加したいと強く感じる実習でした。ありがとうございました。

参加していただきありがとうございました。みなさん楽しそうで良かったです。

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