概要

沿革

昭和3 (1928)年
宮崎高等農林学校下北方実習林が設置された(8ha)。
昭和12 (1937)年
国有林から所管換えにより宮崎高等農林学校田野演習林が設置された(539ha)。
昭和14 (1939)年
演習林管理棟が建設された。
昭和15 (1940)年
演習林学生宿泊施設が建設された。
昭和24 (1949)年
学制改革により農学部附属演習林に改称された。
昭和47 (1972)年
田野演習林施設棟が建設された。
昭和48 (1973)年
下北方実習林との等価交換により、串間演習林(大納、崎田地区)が誕生した(118ha)。
昭和50 (1975)年
田野演習林の貸付地の所管換え、林道払い下げ、気象観測施設が設置され、串間演習林の作業棟・気象観測施設が設置された。
平成13 (2001)年
農学部附属自然共生フィールド科学教育研究センターに統合され、附属演習林は田野フィールド(演習林)に改称され、田野フィールド(演習林)は田野地区、大納地区、崎田地区から構成されることになった。

田野地区

田野地区は、宮崎県宮崎郡田野町の北部、清武川上流部に位置しています。宮崎大学の前身である宮崎高等農林学校の附属演習林として、昭和12年3月に設置されました。演習林の各地区のなかで、宮崎大学のメインキャンパスにもっとも近く、農学部の実習はほとんどここで行われています。面積は約501haで、標高100~300mの丘陵地にシイ・カシ類やタブノキなどによって構成される暖帯性の常緑広葉樹林が広く残存しています。また、ヒノキの壮齢林分など学術的価値の高い針葉樹人工林なども、高密度の林道網でリンクされて大切に管理されています。

大納地区

大納・崎田の両地区は、昭和48年11月に宮崎大学附属演習林に組み込まれました。大納地区は宮崎県南部の串間市の東部、太平洋に面した斜面に位置し、面積は約59haながら海抜50mから450mと約400mの標高差がある急傾斜地です。森林の30%はスギの人工林です。その他の林地は、以前に植栽されたマツがほとんど枯死し、その後広葉樹が進入して、現在はマツが点在する常緑広葉樹林を形成しています。

アクセス

宮崎駅~南郷駅(JR日南線で60分)
南郷駅より都井岬行きバスに乗り換え大納停留所下車(約50分)、徒歩10分

崎田地区

崎田地区は、宮崎県串間市の南部、志布志湾に面した斜面に位置しています。面積は約58haで、そのほとんどが常緑広葉樹林です。海岸に面した林地には、ハマビワやトベラ、ハマヒサカキといった海岸性の常緑広葉樹矮生林が分布し、学術的価値の高い森林です。内陸側はマテバシイを主とする常緑広葉樹の二次林におおわれています。

アクセス

宮崎~串間駅(JR日南線で80分)
串間駅より崎田行きバスに乗り換え終点崎田で下車(約30分)徒歩40分

スタッフ

高木 正博(TAKAGI, Masahiro)

教授(附帯施設長)

村本 康治(MURAMOTO, Yasuharu)

技術専門員

黒木 義一(KUROGI, Yoshikazu)

技術専門職員(技術班長)

久保田 要(KUBOTA, Kaname)

技術専門職員

鳩山 正秀(HATOYAMA, Masahide)

技術補佐員

池田 鉄平(IKEDA, Teppei)

技術補佐員

新 浩治(SHIN, Kouji)

技術補佐員

谷口 実幸(TANIGUCHI, Miyuki)

技術補佐員