教育・イベント

H29年度公開森林実習~日本一の照葉樹林とスギ林業~

2018年03月30日

227日から31日にかけて公開森林実習が行われました。

公開森林実習は他大学の学生が受講することができる実習で協定校の学生なら単位互換が可能な実習です。毎年、宮崎大学だけでなく他大学の学生も参加しています。

今年は京都大学、静岡大学、第一工業大学の学生が参加していました。

 

まず、各自、飛行場や駅など、こちらで指定した集合場所から演習林のマイクロバスで田野演習林の宿泊施設まで送迎され、到着後実習に関する説明等を受けたのち、本格的に実習が始まります。

1日目の実習は演習林内の林道を歩きながら、樹木の観察です。

田野演習林内に生育している樹種の特徴に関する解説を、実物をみながら聞くといった内容です。

宮崎大学の学生は一度学習した樹種を復習するような形になっているため、解説前にいいあてる場面もありました。

夜には昼間に学習した樹木の同定試験を行います。

廊下では学生同士で勉強する様子がみられました。

2日目はユネスコエコパークに登録された綾町で実習です。

綾での実習は綾に詳しい宮崎大学の客員教授をされている綾町照葉樹林文化推進専門官の河野先生にお任せしております。

この日はあいにくの天気で綾に到着時は小ぶりの雨が降っていました。また、天気予報では午後から本格的に降るとのこと。そこで、午前中で外での実習をやってしまうことに。

 まずは、実習場所まで山のなかを歩きます

実習場所は大木が複数ある壮齢な照葉樹林です。

そこで、学生さんには昨日学んだ知識を活かして河野先生と植生調査をおこなってもらいます。

昨日は見られなかった樹種や高くて葉の特徴がわからないものは河野先生に教えてもらいながら、植生調査票をうめていきました。

植生調査後は巨木に着いている着生植物を、単眼鏡を使ってみんなで観察しました。

その後、昼食をとっている最中に本格的な雨が・・・

天気予報どおりです。

 午後は屋内で綾の植生についてやユネスコエコパークについての講義です。

みんな真剣な表情で聞き入っていました。

講義終了後は綾の照葉大橋を見学しました。

天気がいいときれいなのですが、山にガスがかかって見通しが悪く、残念でした。

この日の夜の部では綾で学んだことに関してのレポートを作成してもらいました。

 

3日目は、天気は回復したものの、風がつよい日となりました。

この日の予定は森林施業体験です。

まずは駒打ち体験です。

駒打ち作業終了後は実際にシイタケがでている原木の観察兼シイタケの収穫を行いました。

収穫したシイタケの一部はこの日の夕食でおいしくいただきました。

シイタケの観察、収穫を終えた後は薪割り体験です。

 

薪割り機と斧での薪割りをおこなってもらいました。

昼食後、午後からは2班に分かれて、枝打ちと林業機械の体験をおこなってもらいました。

普段の実習ではあまり使用しない枝打ち用のはしごに登っての枝打ちも体験しました。

高いところが苦手でしたがせっかくですので、私ものぼって枝打ちしてみましたが、なかなか怖い・・・、特にこの日は風が強くはしごがゆれてより一層怖い体験でした。

林業機械の体験は技術職員に手取り足取り教えてもらいながら、体験します。

学生いわく、なかなか難しいようです。

この日はこれで終了です。本来はチェーンソーを使っての伐採作業も行う予定でしたが、風が強いため、やむなく伐採作業は中止せざるおえませんでした・・・、非常に残念でした。

 

4日目は三つ岩の遺伝資源保存林の見学兼植生調査です。

このあたりでは植栽密度の低い、弁甲材を生産する飫肥林業が行われており、この林分も植栽密度が1,500本程度と低いスギの造林地です。また、およそ140年前に造林された林分であるため、直径や樹高もかなり大きい林分で学生たちは圧倒されているようでした。

植生調査は午前中で終了です。

この後は、宿泊施設の掃除や片付けをしていただき、解散となりました。

34日と長い実習ではありましたが事故や怪我もなく無事に終了することができました。

学生のみなさん、お疲れ様でした。

 

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