教育・イベント

熊本県立大学 環境アセスメント実習

2017年09月11日

96日~8日にかけて、熊本県立大学の環境資源学科2年生に対して森林環境アセスメント実習を行いました。

 

初日の午前中に熊本から演習林にお越しいただきましたが、実習の開始は午後からです。

到着後は施設使用にあたっての諸注意事項を説明し、午後の実習の準備をしてもらいました。

 

1日目は熊本県立大学の井上先生による林分の調査と解析についての実習です。

演習林内のヒノキ林で毎木調査を行い、そのデータを基に林分材積の計算等を行います。

調査の途中、雨がぱらつく場面もありましたが、なんとか無事に調査を終えられました。

 

2日目の午前中は樹種同定についての実習です。

実習内容は演習林内の樹木の枝を採取し、各樹種の特徴を知り、同定能力を養う実習です。

ただ、朝からあいにくの雨でしたが、雨が止んだすきに実習開始です。

途中、雨が強まる場面がありましたが、なんとか枝葉を集めて、講義室まで戻りました。

講義室では取ってきた枝を観察し、検索図鑑で樹種を同定する作業を行いました。

同定作業が終了後、答えあわせと各樹種の特徴を解説しました。

解説後にそれを各グループ覚えてもらい、TA(ティーチング・アシスタント)がテスト用に採取していた枝で覚えられたかをテストします。

種数は20種ほどでしたが、最終的にはほぼ全員が同定できるようになりました。

午後は樹幹解析の予定でしたが、天気があやしく、雷もなり始めていたので、

急遽、綾ユネスコエコパークの見学に行きました。

綾の照葉大橋から照葉樹林を遠望し、照葉樹林文化館の展示を見学しました。

その後、綾手づくりほんものセンターと蔵元綾酒泉の杜を見学し、綾町が自然と共生するための考え方について解説しました。

 

3日目は施設の掃除を行い、帰り支度をして、熊本に帰られました。

皆様、3日間お疲れ様でした。

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