教育・イベント

H30年度公開森林実習~日本一の照葉樹林とスギ林業~

2019年03月25日

2月26日から3月1日にかけて公開森林実習が行われました。2月26日の午後に田野演習林に学生さんが集まり、実習がスタートしました。

今年の実習では宮崎大学が11名、高知大学が2名、信州大学が1名の計14名の学生が集まりました。まずは、学生さん達の緊張をほぐすために、アイスブレイクワークを行いました。その内容は各自が質問内容を考え、その質問を参加者全員に聞くというものです。こうすることで、全参加者とコミュニケーションをとることができます。

その後、演習林にくりだし、試験地の紹介や演習林内に生育する樹木の紹介を行いました。 樹木の紹介時には高枝バサミで枝を落とし、各学生に葉の特徴を実際に見てもらいました。 ここで学んだ樹木はこの日の夜にテストを行うので、宿舎にもどってから勉強できるように各自枝を持ち帰っていました。今年は夜のテストは皆さん一生懸命勉強したのか、多くの学生が満点でした。

2日目はユネスコエコパークに登録されている綾の照葉樹林を見学しにいきました。 綾では河野耕造先生に案内とご説明を毎年お願いしています。

綾の植生の垂直分布やイチイガシの巨木につく着生植物の説明を受けながら、森の中にはいっていきます。森の中では植生調査を行い、実際に高齢な照葉樹林内にどのような植生がいるのかを学びました。

調査後は昼食をとり、ユネスコエコパークの詳しい説明を屋内で受けました。

3日目になり、午前中は、まずシイタケの駒打ちと

薪割りです。

午後からは林業施業体験です。

植林

枝打ち

造材

搬出

この日の午前中は天気が悪く、本格的な林業作業を午後にまわし様子を見ていたのですが、午後からは天気が回復し、怪我もなく無事に作業体験行うことができて、安心しました。

最終日は三つ岩の林分遺伝資源保存林の見学にいきました。

これにて実習の全日程が終了です。 今年も無事に実習を終えることができました。 学生の皆さん、お疲れ様でした。

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